2010文豪 夏目漱石滞在100年
訪ねてみたい!修善寺 夏目漱石記念館

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 遥かに花園がつづき、そよ風が樹々の間を流れる爽やかな伊豆修善寺「虹の郷」に『夏目漱石記念館』(漱石が滞在した旧菊屋本館)があります。

1 漱石の修善寺
 作家夏目漱石(当時43歳 東京在住)は明治43年(1910年)8月6日、門下生松根東洋城(俳人)の案内で修善寺温泉の菊屋旅館を訪れました。当地では散歩、読書をするなど、毎日をゆったりと過ごしたいと考えていました。
 当初は古刹修禅寺、鎌倉幕府二代将軍源頼家墓、独鈷の湯などの史跡名所を訪ね、読書をし、入浴を楽しむなど、ゆったりと過ごしていたようでした。ところが、日を送るうちに病み(胃潰瘍)臥してしまいます。この後、一時とは言え、人事不省(24日)という生命の危機にも遭遇しました。そこで、医師団の手厚い医療、また夫人鏡子、友人門下生らの温かい心遣いがつづいて、この後は徐々に体調を取りもどしていきます。こうして10月11日、当地を後にしました。
 修善寺温泉での体験、思いなどは、後に、随筆 『思い出す事など』 として朝日新聞に連載しました。また、当地での日記からは漱石の当時の深い思いを、また多くの俳句、漢詩からは静寂な境地などをうかがい知ることができます。なお、他に当地なども描いた小説 『行人』(「塵労」)があります。

2 記念館では―
 緑豊かな自然、花々に囲まれた当館について紹介いたします。まず文豪漱石が滞在した部屋を、『大患の間』として、また俳句や漢詩などを作り、後に他の作品を書くことになったところとして見ていただきたいものです。
 隣室では、調度品―乱れ箱、机、脇息、膳などを整えて往時を再現しています。また説明パネル、修善寺古地図等のほか、漱石の修善寺を偲ぶ写真資料等を中心に展示を行なっています。

 当館の部屋に座って、文豪が起居した往時に思いを馳せながら、一時を過ごしていただきたいと関係者一同願っています。


【掲出 夏目漱石記念館(蔵)】
「大木喬任」の扁額
南画家山崎杏霞の掛軸


所在地 : 静岡県伊豆市修善寺4279‐3
電  話 : 0558−72−7111
交  通 : 東海道新幹線又は東海道線三島駅で伊豆箱根鉄道に乗り換えて終点修善寺駅下車、
虹の郷行きバスで終点「虹の郷」下車。
入館料 : 無  料 (但し、「虹の郷」入園料要)

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