岐阜県揖斐郡徳山村は、合掌造りの農家が並ぶ歴史ある山村でした。
しかし、治水ダム建設のため、村全体がダムの底に沈む運命にあったのです。
築350年を超える歴史ある建物を後世に残すべく、9棟をここ虹の郷・匠の村に移築、
伝統工芸の職人さんたちの工房としてよみがえりました。
移築の際、村で使用されていた古い農機具や、
蔵や屋根裏からでてきた生活用品なども
多数譲り受けることとなり、
この民具展示館となったのです。
今では見ることができないようななつかしいもの、
蓄音機などのとても希少なものが
所狭しと並べられています。
わずか数十年で劇的な変化を遂げた
日本の生活様式の縮図が見られることでしょう。